有限会社開発屋でぃきたん

食品開発・食品表示・食品安全
これらが複雑に絡み合う問題の解決を
ワンストップでサポート。

お客様の目的成就を共に喜びあいたい。
「できる」ことの幅を広げるサポートをしたい。
その願いを沖縄風に“でぃきたん”と表現しています。

2022/2/16

早いと感じたコンビニのエコ割

コンビニのレジに「エコ割」のシールが貼られたインスタント食品が売られていました。
賞味期限が近くなったために棚から降ろされて半額になった商品です。
賞味期限切れによる食品ロスを減らすための割引ということで「エコ割」というのでしょう。
しかし、意外と早いなと思ったのは、この商品の賞味期限が3月7日で、
棚から下ろされてエコ割されていたのが2月10日。
賞味期限の一か月前で半額になっていました。



スーパーなどでたくさん買いだめするとか、保存食として保管しておくとか、
開封して使い切るまでに日数がかかるようなものなら、
賞味期限まであとひと月というのは商品価値が低くなるでしょう。
でも、コンビニで加工食品を買う人は、
すぐに食べるつもりで買うのがほとんどだと思います。
なにも、半額にまで値下げしなくてもいいのに。と思ってしまいました。
消費者的には安くなって嬉しいですが、コンビニ経営者の利益は減りますよね。
棚の回転のためにしょうがないという面もあると思いますが。

古い商慣習として、3分の1,3分の2ルールというのがあります。
小売店で売られる商品は賞味期限の3分の1をすぎないうちに店頭に届かなければならない。
賞味期限の3分の2を過ぎたら(残り期間が3分の1になったら)売らない。
こういう商慣習が食品ロスを大きくしているということで、
流通小売り業界はこれを改める方向になっています。

こうした業界の努力と同時に、消費者の正しい理解も求められていると思います。
「賞味期限」はメーカーが開封前の商品としておいしさを保証する期間。
保存試験などによって決められますが、
おいしさが保たれることが確認できた期間に0.7の安全係数をかけて短く表示することが一般的です。
賞味期限が近くなっても、十分おいしいのです。
私は賞味期限が切れていても、少しの期間であれば食べます。

注意したいのは「消費期限」です。
消費期限は、安全に消費できる期間を意味します。
サラダや総菜、お弁当など日持ちが短いものは賞味期限でなく消費期限が表示されます。
消費期限が過ぎたものは食べないほうがいいです。
おなか痛い痛い(>_<)ってなるかもしれません。
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有限会社開発屋でぃきたん
代表取締役 照屋隆司

農学修士(農芸化学専攻)
技術経営修士(MOT専門職)
NR・サプリメントアドバイザー
産業カウンセラー

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